エンドロールの読み方講座

『エンドロールの読み方講座』


映画を観たら一番最後に流れるのがエンドロール(エンドタイトル)。

ぜひオススメっていうか、絶対やってもらいたいコト。せっかく映画館に鑑賞しに行ったンやったら、エンドロールが終わって客席が明るくなるまでは座ってて欲しいってコトですわ。
それが映画鑑賞の正しいマナーやと思うし、、、最後の最後に、もうワンシーンあったりする作品、けっこうあるし。

でも、長いエンドロールやったら、お尻モゾモゾしてくるわなぁ。。。
ジャッキー・チェンの作品みたいに“NG集”付いてたら座ってられるけど。っていうか、ジャッキーファンはハナからそれを楽しみにしてる人もたくさんいるし( ̄▽ ̄)

早く出て、タバコも吸いたいし、トイレにも行きたいし、エレベーター混む前に降りたいし。
まぁ、英語で役割や外人の名前、ズラズラ出てきても分かれヘンもんねぇ。
特にSFXやCG、ロケ地や群集シーンの多い映画はホンマにロール、ムダに長いモンなぁ。。。

そこで、一般的によく出てくるスタッフの役割名をご紹介して、エンドロールを少しでも分かって楽しんでもらいましょう!映画好きの彼女の前でひけらかすのもOKですっ(≧▽≦)V!

Producer(プロデューサー=製作)=って一言にいっても色々役割が違います。
Excutive Producer(製作総指揮)=まさにドン。プロデューサーの親玉。フィルムの編集権やキャスティングの決定に至るまで、全ての権限を持ちます。ほとんど製作プロダクションの社長がしはります。
映画会社は監督や俳優が有名でなくって、ここにスピルバーグの名前なんかがあると「製作総指揮スティーブン・スピルバーグ!」って前面に押し出して「ほら!スピルバーグ関わってるから、面白いでぇ!!」とアピールしたりします。

Associate Producer(製作補)=ってのは、たいがいタイアップ取ってきたりの営業作業がメインの人。

製作まわりでは他にProduction Manager=って、撮影の進行状況や予算を管理するの専門のマネージャーを置いたりもします。

そして、Director(ディレクター=監督)にも色々いてます。
監督の下には助監督(Assistant Director)がファースト、セカンド、時にはサードまで。
さらにSecond Unit(セカンドユニット=第二班)の監督にもファーストやセカンドの助監がついたり。

ちなみにセカンドユニットっていうのは、主演級が登場しないシーンを撮影するチーム。けっこう大切な仕事です!あのリュック・ベッソンはかつて『007/ムーンレイカー』のセカンドユニット監督をしてました。

あと、ロケ地が変わればそこで“U.S.A.Unit”とか“China Unit”とか、現地スタッフを使ったりも。

撮影、カメラマンはDirector of Photographyって言いますな。もちろんコレにもファーストやセカンドのアシスタントが付いたりします。スタントシーンやカーチェイス、空撮や水中撮影時にも専門のカメラマンが担当することもあります。

原作・原案はStoryですな。
んじゃ脚本・脚色は?Screenplayって言うんですよ。

美術はProduction Designer、衣装はCostume Designer。衣装提供が付いた時はWardrobe ~とかでブランド名をご紹介~!

大切なのがCastingのお仕事。主演から脇役、チョイ役に至るまで、レベルの高い俳優(エエ役者)をどれだけ多く集められるかは、この人の実力です!

Stantは、もちろんスタントマン。中でも主役の“この人”のスタント(代役)を務める人をStand inとかBody Doubleとか言いますわ。

Editorは、プロデューサーの指示でフィルムを編集します。撮影した後の作品を“生かすも殺すも”この人の腕前。

編集しあがったフィルムにも色んな付け足しや味付けをします。
音楽Sound Conposerはその最たるモンでしょう。
名アーティスト、マイルス・デイビスは『死刑台のエレベーター』で、そのラッシュ(荒編集のフィルム)を観ながら即興で曲を吹き、素晴らしい作品へ完成させたのは有名なお話。

さて、メインのスタッフはこんなモンかな。

その他、エンドロールでの面白い表現方法や、細かい役割なんぞは『読み方講座パート2』で後ほどご紹介することにしましょう!


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